天球全図 太陽真形図・同解説 てんきゅうぜんず たいようしんけいず・どうかいせつ

版画 銅版画 / 江戸

  • 司馬江漢  (1747-1818)
  • しばこうかん
  • 江戸時代 / 18世紀末
  • 銅版筆彩・解説-木版墨摺
  • 27.0×20.4
    解説27.0×5.7
  • 1枚


  • 来歴:池長孟→1951市立神戸美術館→1965市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

    参考文献:

この図の解説文によると、江漢は「遮日鏡」というもので太陽を観察したと言っていますが、実は、なんらかの舶来書から模写したものとみられています。たとえば木村蒹葭堂が所持していた洋書『地下世界』にこれと酷似する図版があり、江漢がこれを閲覧して、この太陽の絵が描かれたことも考えられます。

自らの著書の中で司馬江漢は、黒点は太陽の表面にはないと主張していました。彼は『地下世界』などで見た太陽の図を疑いようのない真の姿とし、そこに描かれてない黒点を太陽の表面には本来ないと決めつけたのでしょう。

【江戸時代の洋学】【江戸の絵画】

天球全図 太陽真形図・同解説 てんきゅうぜんず たいようしんけいず・どうかいせつ
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