絵画 / 江戸
女性の足元で猫が遊んでいます。この女性は胸元の「桜草」の紋から富本節の芸妓と推定され、猫がじゃれつく構図は『源氏物語』女三宮(おんなさんのみや)の見立として浮世絵にしばしばみられるもの。上部には大田南畝の賛を有し、着物や猫の毛並みには湖龍斎らしい細密描写がみられます。
鼠と海老
礒田湖龍斎筆
湯上り美人と猫図
勝川春英筆
猿蟹