後閑3号墳 ごかんさんごうふん

史跡 古墳

  • 群馬県
  •  直径約20mの円墳である。構造は、墳丘部・基壇部・造り出し状施設・周堀で構成される。墳丘は、高さ約1.7mで遺存していたが、本来は約2.2mであったと推定される。墳丘には葺石が施されている。円筒埴輪、人物・馬形・家・盾等の形象埴輪が出土している。
     主体部は、横穴式石室で全長5.4m、玄室長1.0m、玄室幅2.5m、高さ1.7mで、他にあまり例を見ないT字形を呈する。自然石を積み上げて構築されており、羨道から玄室の壁面には、赤色顔料が塗彩されている。石室の背後は、大小の石で補強する「裏込め」が施され、外側を葺石状の「裏込め被覆」で押さえ、さらに盛り土で補強するという手法がとられている。
  • 群馬県安中市下後閑字山王前209番
  • 指定
    指定年月日:20180828
  • 安中市
  • 記念物

後閑3号墳

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