絵画 / 江戸
小倉山は京都の嵯峨にある山で、古くから紅葉の名所として歌枕にもなりました。本作は、ここに別荘を持っていた藤原定家を、彼を慕う式子内親王(しょくしないしんのう)が男装して訪れたという伝説に基づきます。時雨の中、若衆姿の人物と供が小倉山の山荘を訪れようとするところです。
小倉山
田中益信筆
うき世のたとえ
奥村政信
若衆三幅對・中
奥村政信筆