絵画 / 江戸
寛政6年5月河原崎座上演の「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそねわけたづな)」に取材。能指南役(のうしなんやく)の竹村定之進は、不義(ふぎ)の娘の身代わりとなって切腹する役です。市川蝦蔵は、五代目団十郎の改名。この時期を代表するスケールの大きな役者の特徴が風格をもって描き出されています。
市川鰕蔵の竹村定之進
東洲斎写楽
尾上松助の松下造酒之進
東洲斎写楽筆
三代目坂東彦三郎の鷺坂左内