彫刻 / 室町
毘沙門天は仏教を守護する武神として広く信仰された。その顔は口を開ける像、閉じる像の両方あるが、狂言面の毘沙門は必ず口を閉じる。室町時代以降は財宝神という性格も加わり能『夷毘沙門(えびすびしゃもん)』では一人娘を西宮(にしのみや)の夷と争う鞍馬(くらま)の毘沙門天の役に用いられる。
毘沙門
狂言面 恵比須
狂言面 恵比寿