三部四処輪図 さんぶししょりんず

絵画 / 平安

  • 平安時代・12世紀
  • 紙本朱画墨書
  • 69.6x33.0
  • 1幅

裸形の大日如来像が朱線で描かれ、その輪郭や、両手で結ぶ印相に沿って諸々の仏菩薩をあらわす梵字(ぼんじ)が書かれている。密教の最高の仏である大日如来の形像が、それ自体で金剛界・胎蔵界の両部の曼荼羅を象徴するという内容を表すもので、珍しい遺例である。

三部四処輪図

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