樹林図 じゅりんず

絵画 / 

  • 王鑑筆
  • 制作地:中国
  • 清時代・崇禎12年(1639)
  • 紙本墨画
  • 88.2×51.3
  • 1幅

王鑑【おうかん】は字を円照、号を湘碧、染香庵主といい、太倉 (江蘇省) の人。王世貞の曾孫で、王時敏【おうじびん】らとともに、清初の正統派山水を代表する四王呉惲【しおうごうん】 の一人に数えられます。題記では呉派文人画の創始者である沈周【しんしゅう】の絵画は、全て元末四家【げんまつしか】の画法から来るもので、後世のお手本となるものである、としています。それに学んだと考えられるこの作品では、元末四家から呉派【ごは】をへて自分へといたる正統派の歴史観が示されているといえるでしょう。

樹林図 じゅりんず
ページトップへ