絵画 / 江戸
女性が抱きかかえる括り枕には、模様に見せかけて様々な文字や数字が書かれています。「明和二」「トリトシ」「二、三、五、六、八、十」と読めるので、明和2年酉年の大の月(1ヶ月に30日ある月)を示す絵暦(えごよみ)であることがわかります。当時の趣味人たちに好まれた摺物です。
太夫禿
小松屋百亀筆
絵暦・猿に美人
葛飾北斎筆
絵暦・子供に猿面かぶせ