絵画 / 江戸
寛政6年(1794)5月都座で上演された「花菖蒲文禄曾我(はなあやめぶんろくそが)」の中で、主人公の仇討ちを手助けする家老・大岸蔵人を演じる沢村宗十郎を描いた作品。背景を黒雲母摺りにし上半身のみを描く大首絵は写楽第一期のみの出版。重厚な雰囲気を漂わせるシリーズです。
二代目瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木と中村万世の腰元若草
東洲斎写楽筆
二代目瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木
初代大谷徳次の奴袖助