両頭の蛇 りょうとう へび

絵画 / 江戸

葛飾北斎の弟子魚屋北渓の春(しゅん)興(きょう)摺(すり)物(もの)。蛇は縁起がよいとされるが、珍しい双頭の蛇は、縁起も「相当によい」ものとして喜ばれた。子孫繁栄の吉祥画題である唐子が、双頭の蛇と遊ぶ背景には、文人が愛した奇石でやはり吉祥性に富んだ太湖石を組み合わせている。

両頭の蛇

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