『仏説阿弥陀経』は、西方極楽浄土の荘厳(しょうごん)の様子を説き、称名念仏をすすめる経典で、所謂「浄土三部経」の一つ。料紙は斐紙(ひし)、界線は金界、界上界下には金銀の切箔・砂子・野毛を撒いた鎌倉時代前期の装飾経。巻末には、後鳥羽天皇の第六皇子である道覚(1204~50)の識語があり、本巻が後鳥羽法皇の宸筆であることを伝えている。
仏説阿弥陀経
紺紙金字仏説阿弥陀経
仏説阿弥陀経(装飾経)