詠歌之大概 えいがのたいがい

その他の美術  / 室町

 藤原定家の著した歌論書「詠歌大概」を天皇が書写したもの。祖父後柏原天皇の影響を受けた力強く流麗な文字が綴葉装の冊子に書される。歌をとりわけ尊重する公家の世界において定家は一種の権威であった。天皇もそうした公家文化の担い手であった。    

詠歌之大概

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