加藤嘉明書状 かとうよしあきしょじょう

歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 江戸

  • 加藤嘉明
  • かとうよしあき
  • 愛媛県
  • 江戸初期 / 元和8(1622)年
  • 紙本墨書
  • 36.4cm×53.5cm
  • 1通
  • 愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
  • 愛媛県歴史文化博物館

加藤嘉明が、幕政で重用された臨済僧金地院崇伝へ宛てた書状。将軍(徳川秀忠)には御目見えしたものの、体調を崩して崇伝には会うことができなかったが、それにもかかわらず崇伝から書状や菓子入りの五重重箱が贈られたことへの謝意を表すとともに、崇伝も患っていたが快復したことへの祝意や、嘉明の屋敷の火事への気遣いへの謝意なども伝えた内容。重箱は、嘉明へ火事に遭ったのだから使うように伝えていたようである。徳川政権下で生きる豊臣恩顧大名の嘉明と、幕府要人崇伝との、交流の一端を物語る書状である。

加藤嘉明書状 かとうよしあきしょじょう
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