虎踊 とらおどり

民俗 無形民俗文化財 / 江戸

  • 神奈川県横須賀市
  • 指定年月日:S51.10.19
  • 浦賀虎踊り保存会
  • 神奈川県指定重要文化財

浦賀に伝わる虎踊りは、享保5年(1720年)に伊豆下田にあった幕府の奉行所が浦賀に移されたとき、商人達と一緒に下田から伝えられたと伝承されています。

以前は9月の叶神社の祭礼の宵宮で披露されていましたが、現在は、6月の為朝神社の祭礼の宵宮で披露されます。

浦賀の虎踊りは、親子2頭の虎、男児の和藤内(わとうない)、唐服を着用しヒゲをたくわえた成人男性の大唐人、唐子(からこ)の名でよばれる、揃いの唐服を着た女児10人ほどにより演じられます。その他、歌い手と三味線、笛、太鼓、鉦の囃子仲間が加わります。

虎の体は、現在は縫いぐるみ式になっています。1頭の虎の体の中に2人はいって前足と後ろ脚となり芸を行う技は、虎返し、1本杉など7種類あり、最後は和藤内が叶神社の札で虎をおさえて幕となります。

虎踊

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