考古資料
小形で球形の垂飾で、連珠で使用されたと想定される。翡翠製のものは、縄文時代後期・晩期の東日本で発達し、九州にもみられる。翡翠は新潟県糸魚川産と推定され、特に本品は青緑色で大変美しいものである。縄文時代後半期には緑色石材製の垂飾が流行したが、丸玉はその一例。翡翠製のもの以外では、東北北部で緑色凝灰岩製、九州でクロム白雲母岩製のものが流行した。
丸玉
翡翠原石
大珠