考古資料
柄(え)の先端が環状か渦を巻くような形状の短剣を、触角式銅剣と呼びます。南シベリアや中国北方の草原地帯で流行しました。平成25年に滋賀県高島(たかしま)市の上(かみ)御(ご)殿(てん)遺跡で柄頭に一対の環をもつ短剣の鋳型がみつかりましたが、これら触角式銅剣との関連の有無が注目されます。
触角式銅剣