口が小さく、肩が張って胴裾に向かってすぼまる形状の瓶を梅瓶と呼ぶ。梅の枝を活けるのにふさわしいことからこの名がついたともいわれる。中国の南宋時代、朝鮮半島の高麗時代以降、この形状の瓶が盛んにつくられ、日本へももたらされた。日本では瀬戸窯において、舶載の梅瓶を模倣したものが数多く作られており、日本人の趣向にあう形状であったといえよう。
青磁貼花牡丹唐草文梅瓶
白磁刻花唐草文瓶
褐釉印花菊花文瓶
瀬戸