説一切有部品類足論巻第十五(孝謙天皇願経) セツイッサイウブボンルイソクロンカンダイ15(コウケンテンノウガンキョウ)

奈良

  • 奈良時代・8世紀
  • 縦27.4cm:横485.6cm
  • 1巻

 称徳天皇(七一八~七〇)が先帝、聖武天皇の追善のために発願し、天平宝字六年(七六二)から神護景雲四年(七七〇)にかけて書写させた一切経のうちの一巻。巻末に「神護景雲二年(七六八)五月十三日」付けの願文がみられることから、「神護景雲経」「称徳天皇御願経」と呼ばれる。願文の末尾に仏の功徳を褒め讃える偈頌(詩)が附されているのも珍しい。大ぶりで力強い筆致は奈良時代後期の写経の特徴とされる。

説一切有部品類足論巻第十五(孝謙天皇願経)

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