経典・消息・和歌懐紙など、表裏合わせて八十葉、全七十点を貼り付けた手鑑。「大手鑑」の名のごとく、台紙の大きさに比例し、貼られる本紙も大きく見応えがある。藤原定家・二条為ため氏といった歌人、世尊寺経朝・行能といった能書家の書を数多く収め、とくに天皇自筆の書、すなわち宸翰は伏見天皇(一二六五~一三一七)の「歌集断簡(広沢切)」をはじめ、十三点をかぞえる。もと、高松宮家に伝来。
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大手鑑〈(八十葉)/有栖川宮伝来〉
手鑑「たかまつ」(百八十六葉)
仲文集〈藤原定家筆/〉
藤原定家