その他の美術 書 / 室町
「仮名法華経」は『法華経』が女人成仏を説くことから女人でも読めるようにと漢訳の経文を漢字仮名交じり文で延べ書きしたものである。また漢字には片仮名で読みがふられている。書写年代は室町時代と見られるが、首題の前に一行の空白があることから、所謂「一品経(いっぽんぎょう)」として一品ごとに書写されたと思われる。
仮名法華経切
伝藤原家隆筆
装飾法華経薬王品断簡
妙法蓮華経法師品第十