絵画
密教の根本本尊となる両界曼荼羅のうち、胎蔵界外金剛部(たいぞうかいげこんごうぶ)の諸尊を一巻に表わした図像巻。醍醐寺の「叡山本両界曼荼羅図像」と図像が一致することから、数少ない天台密教の両界曼荼羅関係図像集であることがわかる。筆使いは流暢で、かなり熟達した絵仏師の手になるものであろう。巻末には建久七年(一一九六)筆写の奥書がある。
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紙本白描高雄曼荼羅図像(胎蔵界巻第一、三、四、五 金剛界巻第一、二)
理趣経種子曼荼羅
両界曼陀羅 双幅