太刀 銘助久 タチ メイ スケヒサ

鎌倉

  • 助久
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 刃長71cm:反り2.5cm
  • 1口

助久は、鎌倉時代前半期を中心に備前国(岡山県)の福岡を本拠とした大流派、福岡一文字派の刀工で、同派の中でもやや新しい時期に、最も華やかな刃文を焼いた一人である。
小鋒(こきっさき)で腰反りが強い古備前風の古様な太刀姿ではあるが、板目肌に白く乱映(みだれうつ)りが立つ鍛えと、丁子乱(ちょうじみだれ)に重花丁子(じゅうかちょうじ)を交える華やかな刃文などの作風は、同じ備前の長船派と共通する鎌倉中期の特徴を示している。大正天皇より高松宮宣仁親王へ下賜されたもの。

太刀 銘助久 タチ メイ スケヒサ
ページトップへ