旧滄浪閣(旧李王家別邸・伊藤博文邸跡) 5棟 附 敷地 1筆、杉戸絵 4枚 きゅうそうろうかく きゅうりおうけべってい いとうひろぶみていあと ごとう つけたり しきち ひとふで すぎどえ よんまい

建造物 城郭建築 / 大正

  • 大正 / 1926
  • 木造平屋建 鉄板葺
    洋室棟、和室棟、玄関・事務棟、(旧)調理・配膳棟、(旧)侍女棟
    ※現指定範囲に含まれていない洋室棟、和室棟のポーチを含む。
  • 推定最高高さ:7.118m
    延床面積:552.64㎡(約167.17坪)
    敷地は約7,361坪(24,334㎡)
  • 5棟
  • 大磯町指定
    指定年月日:20081121
  • 国土交通省関東地方整備局国営昭和記念公園事務所長
  • 有形文化財(建造物)

伊藤博文(1841~1909)は、明治29年(1896)小田原にあった別荘滄浪閣を大磯に移し、和風平屋(茅葺)とレンガ造の二階建瓦葺の洋館を建築した。翌30年10月1日付で本籍を東京の本邸から大磯に移し、以後晩年まで滄浪閣が本邸となった。
明治42年(1909)博文没後、養嗣子伊藤博邦が相続した。大正10年(1921)6月に李王家に譲渡、関東大震災による被災後、大正15年(1926)に現存する木造主屋5棟が建設された。第二次世界大戦後、昭和21年(1946)2月に幣原内閣で法制局長官を務めた楢橋渡に所有が移転、さらに昭和26年(1951)5月に西武鉄道株式会社の所有となり、昭和27年(1952)に駐留軍関係者向けの宿泊施設「ホテル滄浪閣」を開業した。平成4年(1992)結婚式や宴会等の施設としてバンケットを増設し、平成7年(1995)にはチャペルを増築した。平成19年(2007)に所有者が民間事業者に変わり、平成20年(2008)11月明治天皇から伊藤博文に下賜された杉戸絵4枚とともに、町指定有形文化財に指定した。平成29年(2017)に国の所有となり、令和元年(2019)に明治記念大磯邸園事業区域として、国の所有・管理となった。

旧滄浪閣(旧李王家別邸・伊藤博文邸跡) 5棟 附 敷地 1筆、杉戸絵 4枚

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