洞庭の夜 どうていのよる

  • 横山大観  (1868~1958)
  • よこやまたいかん
  • 大正10年頃 / 1921頃
  • 絹本墨画
  • 内寸140.0×78.0 外寸235.0×105.0
  • 一幅
  • 横山大観記念館寄託

中国の湖南省北部に位置する洞庭湖は、古くから山水画に描かれてきた景勝地である。明治43年、中国を旅行した大観はこの湖の近くを訪れており、その体験が本作に生かされたのだろう。絹地に淡く美しいぼかしが広がるこの幻想的な作風は、大正期の大観作品に特有のものである。

洞庭の夜 どうていのよる
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