天然記念物
漣痕(れんこん)とは、わかりやすくいえば波動の化石で、海底に堆積した泥や砂が一定方向の底流で転動していた時、転動部分の表面に生じた小さい渦により生成されたものと考えられ、このようなものを流動漣痕と呼んでいる。 県指定の漣痕は、道路の海側に突き出た小丘と、その先につらなる離れた岩にその模式的なものを見ることができ、状態はきわめて良好で、地層の堆積した当時(第三世紀の中頃)の環境を知るうえでも貴重な資料となっている。
千尋岬の化石漣痕
宍喰浦の化石漣痕
三浦市海外町のスランプ構造