和歌浦天橋立図屏風
わかのうらあまのはしだてずびょうぶ
絵画 日本画 / 江戸
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江戸時代中期
- 紙本著色
- 各隻縦93.8cm,横272.0cm
- 6曲1双
和歌浦と天橋立を一双に描いた名所図屏風である。和歌浦隻は、画面左に紀三井寺、それに向かい合わせて右に東照宮を描く。中央下、砂州の岩山に抱かれた社殿は玉津島神社であろう。右端下に和歌山城、右端上には天満宮を添えている。海と陸との参詣人の描写も細かく興味深い。一方、天橋立隻では、雪舟筆「天橋立図」(国宝)とほぼ同様の視点で、中央から右寄りに天橋立を配置し、その左に智恩寺、画面の右端に籠神社・成相寺を描く。