宝相華蒔絵経箱 ほうそうげまきえきょうばこ

工芸品 / 平安

  • 平安
  • 僅かに甲盛のある蓋に削面をとり、錫の置口を付した箱。外部は黒漆平塵地に大きく宝相華唐草の円文を研ぎ出し、華と円輪は金蒔、葉と蔓は銀蒔とする。蓋裏は淡い平塵で、その中央と四隅に唐草の一枝を描く。見の内側には茶地牡丹唐草文金襴、内底には紫地牡丹唐草文金襴(共に後補)を貼る。
  • 縦33.0 横20.3 高17.0 (㎝)
  • 1合
  • 重文指定年月日:19000407
    国宝指定年月日:19570219
    登録年月日:
  • 延暦寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

唐草文様ながら流麗な筆致に富み、その構成も優れており、平安時代における代表的な蒔絵経箱である。

宝相華蒔絵経箱

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