法隆寺経蔵 ほうりゅうじきょうぞう

建造物 宗教建築 / 奈良

  • 奈良県
  • 奈良 / 710-793
  • 桁行三間、梁間二間、楼造、切妻造、本瓦葺
  • 1棟
  • 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
  • 重文指定年月日:18990405
    国宝指定年月日:19510609
  • 法隆寺
  • 国宝

 法隆寺の西廻廊が五重塔背後で屈折し、大講堂に向かうその中間地点に位置する。天平様式を基調とすることから奈良時代の建築とみられ、現存する楼造の建物のなかでは最も古い遺構である。
 一階を高く二階を低くする上下のバランスもよく、簡素な切妻造の屋根と、二階床高さにまわる縁・高欄が全体をひきしめる役目をになっている。
 部分的に後補の材もまじるが、奈良時代の楼造建築を考えるうえではかけがえのない作例である。

法隆寺経蔵

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