慈恵大師自筆遺告〈天禄三年五月/〉 じえだいしじひつゆいごう

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 平安

  • 慈恵大師
  • 平安 / 972
  • 1巻
  • 重文指定年月日:
    国宝指定年月日:19640526
    登録年月日:
  • 廬山寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

比叡山中興の祖と仰がれる慈恵【じえ】大師良源(九一二~九八五)が、弟子の尋禅に後事一切を託した自筆の遺告【ゆいごう】状で、六十一才の天祿三年(九七二)五月、病苦をしのんで執筆された。叡山各塔の堂舎、諸国の庄園をはじめ、法文、道具等の譲与を示し、かつ歿後の葬送、追福にも細かい指示を与えているが、これを通して当時の延暦寺の規模や勢力をうかがいうる点でも重要な史料である。

慈恵大師自筆遺告〈天禄三年五月/〉

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