建造物 宗教建築 / 鎌倉
円成寺春日堂及び白山堂 二棟 円成寺の鎮守で、本堂の東に二社併立している。一間社春日造の規模の小さいものであるが、かつて覆屋内にあったためか、各部はよく保存されている。建立年代は不明であるが、その組物、蟇股、高欄などの手法は、様式上鎌倉時代前期に属するもののように思われる。神社建築は古い遺構に乏しいのであるが、その中にあって、この堂は春日造最古の遺構であり、意義が深い。【引用文献】『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
圓成寺 春日堂
長弓寺本堂
東大寺開山堂