法隆寺食堂及び細殿 食堂 ほうりゅうじじきどうおよびほそどの じきどう

建造物 宗教建築 / 奈良

  • 奈良県
  • 奈良 / 710-793
  • 桁行七間、梁間四間、一重、切妻造、本瓦葺
  • 1棟
  • 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
  • 重文指定年月日:19010327
    国宝指定年月日:19521122
  • 法隆寺
  • 国宝

 食堂は、法会が行われるさい、その儀式の一部として多数の僧侶が会食する場である。現食堂は『資財帳』中の政屋の一棟を平安時代の初めごろ改造転用したものとみられる。
 幾時期かの部材がまじってはいるが、その骨格は当初のままとみてよく、肘木の曲線、円形断面の桁・棟木、二重虹梁などに天平様式の特色がよくあらわれている。
 途中で使用目的が変更された建物ではあるが、細殿とともに今はあまりみることのできない双堂の伝統を伝えるものとして、はなはだ貴重な遺構である。

法隆寺食堂及び細殿 食堂

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