龍や籠目の純白な磁肌が器表の赤地と美しい対比を見せる香炉。三川内焼には捻り細工のほか、卵殻手と呼ばれる薄手白磁や、呉須絵を施した白磁染付類に見るべきものが多い。焼造する器種も多く、天保元年(1830)から昭和20年代までは食器類などを海外へ輸出している。本品は赤絵金彩を施しているため有田焼の可能性も考えられるが、精緻な細工が見事である。
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染付菊文透彫香炉
三川内焼
白磁象形香炉
平戸