神谷神社本殿 かんだにじんじゃほんでん

建造物 宗教建築 / 鎌倉

  • 香川県
  • 鎌倉前期 / 1219
  • 三間社流造、檜皮葺
  • 1棟
  • 香川県坂出市神谷町
  • 重文指定年月日:19040829
    国宝指定年月日:19550202
  • 神谷神社
  • 国宝

神谷神社本殿 一棟

  神谷神社は弘仁三年(八一二)空海の叔父阿刀大足の勧請または再興と伝えているが、詳しいことは分からない。しかし延喜式にも記されている古社である。本殿は化粧棟木下端の墨書により、建保七年(一二一九)の建立になることが明らかであり、以後天文九年(一五四〇)、永禄十一年(一五六八)、万治三年(一六六〇)、宝暦九年(一七五九)に修理のあったことが棟札によって知られる。
 三間社流造で、身舎は円柱、舟肘木、妻飾扠首組で正面中央間を板扉とするほか、左側側面にも扉構をつけて出入口にしている。向拝は方柱、三斗組で、すべて面取りとなっている。現存三間社流造としては最古の例であり、材料の保存もよい。

【引用文献】
『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)

神谷神社本殿 かんだにじんじゃほんでん

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