木造阿弥陀如来及両脇侍坐像
もくぞうあみだにょらいおよびりょうきょうざぞう
彫刻 / 鎌倉
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鎌倉 / 1202
- 3躯
- 重文指定年月日:19790606
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 無量光院
- 国宝・重要文化財(美術品)
来迎印を結ぶ半丈六の阿弥陀三尊像で、各檜材、寄木造、中尊及び右脇侍像の内刳面には墨書銘があり、建仁二年、行西を願主として藤原清廣・安綱など尾張の在庁官人が大檀越となり、仏師寛慶が造像したことが解る。像は頭・体部共に奥行を充分にとって充実した肉取りを示し、衣文表現には節度ある装飾性が認められる。二重円光及び台座蓮弁の一部も当初のものを伝え、鎌倉初頭の明徴ある遺例として看過し難い。