歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
茶地金銀箔野毛砂子蓮池霞引き原表紙に金字外題を有し、銀界を施した料紙に金字で楷行両体をもって書写される。書風からみて凡そ十筆に分かれるが、巻首十五行は伏見天皇宸翰と認められ、つづく本文は天皇近侍の結縁者によって書かれたものであろう。本巻は既指定の鳥取大雲院所蔵のものと僚巻で、紙背の伏見天皇宸翰御消息は剥がされて痕跡をとどめるに過ぎないが、鎌倉時代装飾経の遺品として保存は良好である。
金字法華経巻第三
伏見天皇宸翰和漢朗詠集巻下残巻(料紙打曇紙)
伏見天皇
伏見天皇宸翰後撰和歌集巻第四残巻(筑後切)