田名家文書(三十二通) だなけもんじょ

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 室町 安土・桃山 江戸

  • 室町~江戸
  • 3巻
  • 重文指定年月日:19730606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国宝・重要文化財(美術品)

田名家文書は首里王府の旧士族田名家に伝来した世襲文書で、嘉靖二年(一五二三)八月二十六日渡明船宝丸官者職補任状を上限とし、道光三十年十二月六日伊平屋嶋田名里主職補任状(一八五〇)、に至る三十二通を収めている。各通とも「首里之印」(九・五×九・五朱方印)が首・尾に各一顆捺され、内容は首里王府からの田名氏への里主職・惣地頭職、あるいは船頭職補任状が大部分を占めている。ことに戦災によって多くの古文書が散逸滅損した現在の沖縄県で、本文書は十六世紀から十九世紀にかけて琉球王朝の地方官制の一端を直接伝える史料として、また沖縄に伝存するまとまった唯一の文書として貴重である。

田名家文書(三十二通)

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