歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 室町
鎌倉時代における伊勢神宮の所領である神戸・御厨・御薗・神田・名田などを国別に分類集成した記録で、中世における所領編成などを知る上で最も基本となる史料である。本書は延文五年(一三六〇)頃に内宮祠官によって遷宮に際して編述されたものを、内宮禰宜の荒木田氏経(一四〇二~一四八七)が書写した室町時代の写本である。 中世における神宮の経営を示す基本史料であり、現存する『神鳳鈔』のうち最古写本にあたるものとして社会経済史上、文化史上貴重なものである。
氏経卿神事記
荒木田氏経
峯相記
鵤庄引付