絵画 / 鎌倉
本図は、空海が国家平安のため弘仁元年(八一〇)高雄山寺で行なって以来、各時代に亘り息災や増益のため広く修せられた仁王経法の本尊として懸用されるもので、諸本のうち図像的に珍しい一本で、描写も的確であり、おそらく鎌倉時代も後半の頃の制作と思われる。
絹本著色孔雀経曼荼羅図
絹本著色大仏頂曼荼羅図
紺紙金銀泥法華経宝塔曼荼羅図