絹本著色騎獅文殊像〈良全筆/〉 けんぽんちゃくしょくきしもんじゅぞう

絵画 / 南北朝

  • 良全
  • 大阪府
  • 南北朝
  • 1幅
  • 大阪府泉北郡忠岡町忠岡中2-9-26
  • 重文指定年月日:19730606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人正木美術館
  • 国宝・重要文化財(美術品)

良全はわが国初期水墨画史上、重要な画人で、遺例も数点知られているが、彼の閲歴については明らかでない。本図は乾峯士曇【けんぼうすどん】の賛詩により製作年代をほぼ推定しうるもので、良全画の基準作としてきわめて重要である。剣をとり獅子に坐す文殊の姿を描いたもので、中国画摂取につとめた時期をすでに脱し、気品のある清爽な、かつ落ち着いた画境を形成している点、良全画中の基準的作例であるのみならず、水墨画史上の重要な遺例というべきであろう。

絹本著色騎獅文殊像〈良全筆/〉

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