絹本著色釈迦三尊図〈良全筆/〉
けんぽんちゃくしょくしゃかさんぞんぞう
絵画 / 南北朝
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良全
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南北朝
- 3幅
- 重文指定年月日:19750612
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 清澄寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
良全【りようぜん】は南北朝正平年間(一三四六~一三六一)頃に活躍したわが国初期水墨画の画人として知られる。本図は東福寺に伝わる渡来の釈迦三尊図に範をとったものであるが、宋元画の受容にあたって個性の表出につとめ新様式を開拓せんとしたことがよく窺われる。良全の画蹟として重要であるばかりか、当代における宋元画受容と仏画様式の変遷の過程を示す好箇の遺例として意義深い。