光浄院客殿障壁画 こうじょういんきゃくでんしょうへきが

絵画 / 安土・桃山

  • 桃山
  • 重文指定年月日:19760605
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 園城寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

光浄院客殿は慶長六年に再建されたもので、当障壁画もほぼこの頃に制作されたものと考えられる。一之間大床の、杉の巨幹に瀑布や渓流が配された装飾的構図や、列仙図に見られる人物描写の流暢な筆致、次之間の花鳥図に散見される岩の皴など、桃山時代後期の狩野派の特色を伝え、永徳以降の狩野派の中ではやや特異な個性を示している。慶長期も早い頃の狩野派の作品として貴重な遺例といえる。

光浄院客殿障壁画

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