妙法院障壁画

絵画 / 安土・桃山

  • 桃山
  • 重文指定年月日:19780615
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 妙法院の建造物のうち、玄関と大書院はいずれも桃山時代慶長期の狩野派の障壁画で飾られている。玄関は金地に豪華な松を描いた雄大な構図法をとり、永徳画系の作と思われる。大書院一之間は唐人物等、同二之間は柳桜草花を金地に描いたもので、その特色からみて狩野光信を中心とした慶長期狩野派の作になるものと思われる。玄関、大書院共に当代狩野派金碧障壁画の代表的作例として注目すべきものである。
 なお大書院裏之間の秋草図は制作年代のやや下る桃山時代末期狩野派の手になるものと思われ、また玄関所在の唐子遊図衝立は桃山時代狩野派の作品で、附として指定したものである。

妙法院障壁画

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