絵画 / 安土・桃山
三宝院障壁画は、表書院(四十面)、勅使之間(十四面)、秋草之間(十八面)からなり、制作時は三宝院建築と同じ頃の慶長期が考えられる。筆者は狩野山楽と伝えているが、描写様式よりすれば狩野派とは別派のむしろ長谷川派などに近く、豪華なうちにも洗練された画趣を釀し出している。桃山時代障壁画の傑作の一つにあげられる。
光浄院客殿障壁画
妙法院障壁画
玄関障壁画