木葉天目茶碗 このはてんもくちゃわん

工芸品 / 

  • 大阪府
  • 南宋
  • 素地は卵から色のざんぐりとした堅い土で、これにやや褐色を帯びた黒釉が薄く内外全面にかかり、内面に大柄な木の葉文を配してある。焼成完好で釉面の光沢は比較的に強く、一部曜変化した部分もある。底裏露胎。器形は口が広く、見込みが甲高にあがり、胴は直線に近く、わづかのふくらみをもって開いている。高台は小さく浅い削り込みがある。
  • 高5.2 口径14.7 底径3.5 (㎝)
  • 1口
  • 大阪市立東洋陶磁美術館 大阪府大阪市北区中之島1-1-26
  • 重文指定年月日:19600609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 大阪市
  • 国宝・重要文化財(美術品)

吉州窯の木葉天目茶碗は我が国にも十数点あり、多くは出土品である。本木葉天目茶碗は前田家の宝として伝来したもので、文様表現や形姿、釉調など、木葉天目茶碗中の絶品として定評がある。

木葉天目茶碗

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