歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
第一通は下人「いや女」を「せうあみた仏」から「ひむかしの女房」(覚信尼)に譲る旨を記したもので親鸞七十一歳の筆蹟。第二通は「わうこせん」(覚信尼)にあて「いや女」の居所もなく佗しい生活を気づかったもので、親鸞の晩年の筆にかかる。第三・四通は最晩年の親鸞が頼むかたもない「いまこせんのはゝ」(覚信尼)母子の生活を慮り、彼女らの扶持を常陸の門弟らに依頼したものである。これら四通はいずれも親鸞晩年の消息を明らかにする根本史料として貴重である。
恵信尼自筆書状類〈覚信尼宛/(十通)〉
恵信尼
本願寺御影堂留守職歴代譲状(十八通)
藤原為家自筆譲状(四通)
藤原為家