中峰明本墨蹟〈与大友直庵尺牘/八月十五日〉 ちゅうほうみんぽんぼくせき

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  • 中蜂明本
  • 東京都
  • 料紙 唐紙
  • 縦44.8cm 横64.2cm
  • 1幅
  • 東京都世田谷区岡本2-23-1
  • 重文指定年月日:19810609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人静嘉堂
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 元代の著名な禅僧中峰明本(一二六二~一三二二)が、豊後国守護であった大友直庵(貞宗)に宛てた書状(全文十四行)で、書翰と砂金を贈られたことに対する謝意と、併せて自身の頂相に自賛を需められた旨を述べている。
 文中の晦禅人は豊前出身の無隠元晦のことで、わが国の武将と中国禅僧の交遊を伝えた墨蹟はきわめて伝存稀れであって、本幅は当代随一の禅僧と九州の有力御家人との交流を示した遺墨として珍しい。

中峰明本墨蹟〈与大友直庵尺牘/八月十五日〉

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