剣〈銘江州甘呂俊長/延文五年庚子〉
けん〈めいごうしゅうかんろとしなが/えんぶんごねんかのえね〉
工芸品 / 南北朝
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甘呂俊長
- 東京都
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南北朝 / 1360
- 細身で重ねがやや厚く、先の少し張った小振りの剣。鍛は板目流れ柾がかり、上半特に柾が強く、総体に地沸つき、地景入る。刃文、広直刃調に浅くのたれて掃きかけ、総体に沸強く、金筋、砂流かかり、匂口やや深く冴える。表裏の腰に梵字を彫る。茎生ぶ、先栗尻、鑢目大筋違、目釘孔一。
- 身長26.3 元幅1.6 元重0.8 茎長8.6 (㎝)
- 1口
- 東京都台東区上野公園13-9
- 重文指定年月日:19780615
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 文化庁
- 国宝・重要文化財(美術品)
俊長は近江国の刀工で、その作刀から見ると地肌に柾が強く、刃文に掃かけ、砂流があるなど大和系のものと思われる。地刃の作風優れ、年紀も資料的価値が高い。