刀〈銘繁慶/〉 かたな〈めいはんけい〉

工芸品 / 江戸

  • 繁慶
  • 東京都
  • 江戸
  • 鎬造、三ッ棟、反浅く、中鋒。鍛は大板目、肌流れて地沸つき、地景しきりに入る。刃文は湾れに互の目交じり、砂流しかかり匂深く、匂口沈みごころに、小沸よくつき、金筋かかる。帽子は乱込みはげしく掃かけ沸やや荒くつく。茎は生ぶ。尻独特の片削り風。鑢目大筋違、目釘穴一。
  • 身長70.4  反2.0  元幅3.0  先幅2.6  鋒長4.4 茎長20.0(㎝)
  • 1口
  • 東京国立博物館文化庁分室 東京都台東区上野公園13-9
  • 重文指定年月日:19610217
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国(文化庁)
  • 国宝・重要文化財(美術品)

繁慶は三河の鉄砲鍛冶で徳川家康に仕え、後刀工に転じた。その作風は則重の作風に私淑している。本刀は典型的な作で、同作中の白眉であり、地刃最も健全である。

刀〈銘繁慶/〉

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