鉄湯釜 てつゆがま

工芸 / 鎌倉 / 関東

  • 鎌倉/1283
  • 1口
  • 重文指定年月日:19840606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 箱根神社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 鉄鋳造、胴上部の外側に鍔をつけた湯釜。肩は撫形で三条の紐をめぐらせ、口縁部には立上りを付ける。(一)は鍔を欠いている。(一)・(二)共に肩に銘文を鋳出している。
 現在知られている鎌倉時代以前の湯釜・湯船の遺品には既に重要文化財に指定されている東大寺大湯屋所在の湯船(建久八年=一一九七)、熊野本宮大社湯釜(建久九年=一一九八)、成相寺湯船(正応三年=一二九〇)、智恩寺湯船(正応三年=一二九〇)などがある。
 この二口は文永五年(一二六八)と弘安六年(一二八三)に箱根神社の神宮寺である東福寺の浴堂用湯釜として鋳造されたもので、弘安六年銘のものには鋳物師磯部康広の作者銘がある。二口共に大形で形姿よく、鋳技も優れた堂々とした遺品である。

鉄湯釜

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